文具メーカーとして、私たちはユーザーの皆さんが文房具やハイタイドの商品をどのように活用されているかにとても興味があります。HIGHTIDE USA発信のコンテンツ「WORKING HANDS」では、“仕事”やその先の現場にフォーカス。HIGHTIDEと縁のある方々の文房具に対するこだわりや使い方について紹介していきます。
第17回目となる今回は、特別ゲストとして「The Printer’s Devil」のStephen Kenny(スティーブン・ケニー)を迎えました。Stephenは、LondonのHackneyを拠点に活版印刷のスタジオを運営しています。
2023年11月にHIGHTIDE STORE DTLAで展示会を開催した際に、お気に入りの文具についてお話を伺うことが出来ました。記事内に登場する写真は、その展示からのものです。
ー〈Kaweco〉の万年筆とPenco®のソフトPPノート B6をどのように使っていますか。
旅先で考えを整理し、書き留めるために〈Kaweco〉の万年筆とPenco®のソフトPPノート B6を使っています。


ー現代のテクノロジー社会において、自分の手で何かをするということは、あなたにとってどんな意味がありますか?
手で書くということは、とてもパーソナルな行為だと思います。誰もがそれぞれの筆記のスタイルや個性を持っているし、手にしっくりくるペンや鉛筆があれば、すべてが変わります。
この〈Kaweco〉の万年筆は私にとって完璧な重さで、とても気に入っています。しかも万年筆は繰り返し使えます。インクがなくなって補充すれば、同じペンを何年も使い続けられます。
ー鉛筆とシャープペン、どちらを使いますか?
鉛筆です。鉛筆の太さや手触りが好きで、ナイフでも鉛筆削りでも削ることができ、削り方によって違った書き味を楽しめます。


ーペンケースの中には何が入っていますか?ペンケースを使っていない場合、文房具をどのように保管していますか?
私のペンケースはかなりミニマルです。スタジオからポスターの注文を発送する時に宛先を書くためのSharpie、作品にサインするための2B鉛筆、そして旅先でノートを取ったり娘に手紙を書くための万年筆が入っています。

ー1番好きな文房具は何ですか?
万年筆です。ペン先もインクも交換できるので環境に優しく、長く使うほどに、まるでデニムのように味わいが増していきます。

Stephen Kenny(スティーブン・ケニー)
Londonを拠点に木版印刷と活版印刷を手がける「The Printer’s Devil」を運営している。
https://www.theprintersdevil.co.uk/





