文具メーカーとして、私たちはユーザーの皆さんが文房具やハイタイドの商品をどのように活用されているかにとても興味があります。HIGHTIDE USA発信のコンテンツ「WORKING HANDS」では、“仕事”やその先の現場にフォーカス。HIGHTIDEと縁のある方々の文房具に対するこだわりや使い方について紹介していきます。
第20回目となる今回は、九州各地のクラフトを紹介するオンラインショップ「Yoka」を運営するサチヨ・イタバシさんに、La Canadaで行われたPOP-UPイベントを訪れてお話を伺いました。
※こちらの記事は2024年5月に取材・執筆された内容を元に再編集しています。

ーPenco®️のソフトPPノート A5(横罫)、B6(方眼)、ストレージキャディ(S)をどのように使っていますか?Penco®️のアイテムをネイビーで揃えて使っているのがとても素敵です。また、Weekly Planner Iris B6もお使いとのことですが、こちらの使い心地はどうですか?
A5の横罫ノートは、タスクや仕事、個人的なこと、思いついたことなど、なんでも描けるように、いつもバッグに入れています。細かいメモや忘れたくないことを書いておく、いわば頼りになる存在です。
写真を撮ったり、新しい商品をサイトに追加したりと、やることが次々と増えていくので、正直すぐに「いま何をするんだっけ?」となってしまうことがよくあります。この小さなノートが、そうしたすべてを整理するのに役立ってくれています!

A6の方眼ノートは、POP-UPイベントでお客さまにニュースレターの登録を書いていただくためのノートとして使っています。お客様には、かっこいいHIGHTIDEのペンで連絡先を書いてもらっています!

ストレージキャディは、イベントに持っていく道具が全て入るとても便利なツールです。ハサミやホチキス、ペン、テープなど、必要なものが全てここに収まります。これがあるだけで準備がぐっと楽になって、あとはそのまま持って出るだけ。忘れ物の心配もなく、すぐにイベントに向かえます。

最後に手帳ですが、これは自分の毎日の生活をそのまま本にしたような存在で、スケジュールをすべて管理してくれています。子どもたちの予定も含めて、全部です。月全体が見開きですぐ見えること、そして実際に手を使って書き込むこと、それらがやるべきことを頭の中でイメージする助けになっています。予定をカレンダーに書き込んでいく感覚も本当に好きで、とても満たされます!
なかでも九州での買付けの予定を組むときには、とても役立ちました。1日に3〜6人の作り手さんと会う日が続くと、スケジュールがかなり複雑になるのですが、手で持てるカレンダーがあるとそのタイトな予定を把握しやすいんです。
イーリスの週間ブロックスタイルのレイアウトは、頭の切り替えに役立ちます。メインのカレンダーは予定を管理する助けに、週間ノート欄は細かなことを思い出させてくれる場所になっています。
それから2本のしおり紐も便利で、月間カレンダーと週間ノートページの間をすぐに行き来できます。まるで仕事モードとフルタイムの母モードを切り替えるみたいに!

ー現代のオンライン中心のテクノロジー社会において、自分の手を使って何かをするということは、あなたにとってどんな意味がありますか?
私にとって手を使って何かをするということは、自分の感情や記憶、そして脳内へと、まっすぐにつながるような感覚があります。
小さなオンラインショップを運営していますが、実際にやっていることはすべて手を動かすフィジカルな作業ばかりです。日本の作り手さんを訪ねて商品を選び、梱包・発送し、写真を撮り、イベントに持っていき、お客さま一人ひとりに手渡しし、オンラインのお客さまには手書きの手紙を書く。全部、手で行っています。
こうした「手を使う経験」は、欠かせないものだと思っています。デジタルが中心の今の時代でも、手を動かすことで生まれる記憶はより深く残ります。
人と会って話をすること、ストーリーを交わすことがすごく好きで、そういう関わり方が、自分には合っているんですよね。
ーペンと鉛筆、どちらを使いますか?
これは難しい質問ですね!どちらか選ぶなら……ペンです!

ーペンケースの中には何が入っていますか?ペンケースを使っていない場合、文房具をどのように保管していますか?
ペンケースは使っていないんです。置いた場所をすぐ忘れてしまうので…(笑)。
文房具は、お気に入りの陶器のカップやボウルに入れて、デスクの上に置いています。お気に入りの器に文房具がぎゅっと集まっている眺めが、とても好きなんです。
ー1番好きな文房具は何ですか?
MONO消しゴムと〈トンボ〉の鉛筆です!子どもの頃からずっと欠かせない存在で、あの昔ながらのトンボのロゴも大好きなんです。それから〈トンボ〉のデュアルブラッシュペンもお気に入りです!
Sachiyo Itabashi(サチヨ・イタバシ)
熊本出身、LA在住。九州各地の職人による工芸品をセレクトした、オンラインショップ「Yoka」を運営している。地元の熊本や九州各地を巡って作り手に会い、一点ずつ手に取ってセレクトしたアイテムを取り扱っている。
買い付け旅の様子を収めた動画もあり、ぜひご覧いただきたい内容です。
※2025年12月現在、家族の転勤のため、Yokaは一旦休止中。数年後、LAでまたYokaのPOP-UPを訪ねることが今から楽しみです。
Yoka – Good Things











